Aerial Photo & Movie

RC空物で空撮なんかをやってみてます

塚本無線 WTW-TR23 とキャロットシステムズAT-2630AVS

 両方とも使ってみたので、比較などをしてみます。

 

1.サイズ 重量

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 ガワの大きさはほぼ変わりなし。

 標準でついてくるアンテナが、WTW-TR23は長いので機体を選ぶ。

 送信機の重さはWTW-TR23が130g AT-2630AVSが80g くらい。

 

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  AT-2630AVSにはメーカーオプションのアンテナ(高利得アンテナ)があり、付けると、90gに。アンテナの長さもWTW-TR23と変わらなくなる。

 

2.接続

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 WTW-TR23は映像、音声がRCA端子。AT-2630AVSは3.5mmのプラグを使用。この点でも、WTW-TR23の方が重くなる要素あり。

 あまり使っている人を聞いたことはないが、WTW-TR23には、ビデオ送信機側に赤外線の受光部、ビデオ受信機側に赤外線の発光部を挿しこむ所があり、これを使うと、送信機側で(例えばビデオカメラのリモコンとか。)を操作すると、カメラを動かすことが出来る筈。みたい。。。(受光部、発光部は付属してくる。)

 

 AT-2630AVSの送信機は公称120gだが、ACアダプタ込みの重量なのかも。実際の所、AT-2630AVSの方が軽量。

 

 電源はWTW-TR23が12v、AT-2630AVSが5v。WTW-TR23なら、3sは直接繋げて問題になったことはなし。4s以上は12vのBECを介して。。。

 

 AT-2630AVSの場合、受信機から5vを取ってきて接続。5V用ということで、プラグはいわゆるEIAJの規格ものではなく、1.4mmDCプラグというもの。ちょっと特殊。

 

3.設置

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 この写真は悪い設置例。カーボン板挟んで、上に受信機、下に映像送信機。この二つを近づけて設置しすぎると、、、

 

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 距離80m、高度54m(直線距離で100m)位で、映像が途切れる前にフェイルセーフ発動。(画面左下)

 多分映像送信機のノイズが受信機に悪さしていると思われる。

 

4.どれくらい届くか、、、とか

 

  前回の年明け初飛行のビデオは、キャロットAT-2630AVSで飛行。

 オプションの高利得アンテナ無しだとスペック上は見通し距離200m

 受信機だけに高利得アンテナを付けると、250mm

 受信機と送信機両方だと、300m

 送信機のみだと350mだそうな。。。

 (両方付けるより、送信機だけの方がいいんですって。なんでだろう。。)

 

 機体の設置に際し、今回は脚の長さが足りなかったので、受信機のみ高利得アンテナで飛行。結果は機体の向きによっては250m届いたり(1:08あたりから)、160mで途切れたり(3:20あたり)という感じ。

 どちらにせよ、映像が映っている範囲で機体がフェイルセーフに入ったりという妙な動きはなし。今度、機体側を高利得アンテナにして飛ばしてみよう。。。

 

 あと、遅延があるので、モニタ見ながら飛ばしてると、舵を切ってもすぐには反応しないような感覚。マルチコプターでゆっくり飛ばしながらならなんとかなるのか、ならないのか、、、といったところ。

 

5.じゃあどんな状況でも大丈夫なの?

 と問われれば、それはNoで、この手の機械(2.4Gのデジタル映像伝送装置)を積んだ機体を複数機同時に飛ばすとか、なんとかWifiスポットやら、どんな2.4Gの電波が飛んでるか分からない街中で飛ばすとかはやらない方が良い。(そもそも、街中では映像伝送装置の有無にかかわらず、ラジコン飛ばさないほうが身のためだと思う。)

 ビデオのように、飛行場で他の普通の飛行機2~3機と同時飛行なんてのは、まったく問題なく出来るけれど、、、、